冬キャンに使いたいポータブルストーブはこれ! ③メーカー別ラインナップ編
今週のお題「鍋」
久々にお題にちょっとだけ触れたいと思います。
過去二回に渡ってご紹介してきたポータブルストーブの話ですが、石油ストーブに関してはおそらく全ての物が、天板が熱をもつタイプになりますので、ヤカンや鍋を乗せて暖めたりする事が可能です。
キャンプでは暖もとれて調理にも使えるという、まさに一石二鳥。オシャレなタイプだと燃やしてるだけで雰囲気UPで一石三鳥ですね。
ただし、この使い方はメーカーでは推奨していません。
吹きこぼれ等で天板に水をこぼすと、焦げ付きや錆の原因になりかねませんし、内部に水が侵入して故障につながる場合もあります。
そうは言っても冬場の室内は乾燥しますし、加湿器代わりにヤカンをのせていたり、鍋を暖めたりといった光景は、北国では最早冬の風物詩と言える程に当たり前に見られますね。
餅を焼いたり、焼き芋を焼いたり、もうそうなってくると何でも出来る便利器具ですね…そもそもストーブは英語では調理用のコンロを意味しますので、ある意味正しい使い方なのでしょうか🤔
はい。余談はここまで!
今日はいよいよ石油ポータブルストーブをメーカー別にアウトドアや防災対策での使用を考慮した視点でご紹介したいと思います。
反射式,対流式の違いはこちらを参考にしていただくと分かり易いです。👇
①コロナ株式会社
石油暖房機器の最大手であり、石油給湯器,エアコン等、幅広く住宅設備機器を取り扱っています。
修理等に関しては自社グループのコロナサービスで対応可能な為、アフターサービスも充実しています。
【ラインナップ】
●反射式
A》
①型式 SX-E2819Y
②定価 23,980円
③暖房能力 木造8畳 コンクリ10畳
④質量 7.8㎏
⑤電池式 単二×4個
⑥点火方式 電子点火
⑦タンク容量 4L
B 》
①型式 SX-E2919WY
②定価 25,080円
③暖房能力 木造8畳 コンクリ10畳
④質量 9.3㎏
⑤電池式 単二×4個
⑥点火方式 電子点火
⑦タンク容量 4L
●対流式
C》
①型式 SL-5120
②定価 30,580円
③暖房能力 木造13畳 コンクリ18畳
④質量 10㎏
⑤電池式 単一×2個
⑥点火方式 点火ヒーター
⑦タンク容量 6L
ここがポイント🙌
反射式
コロナさんは反射式のラインナップが非常に多く存在するのですが、ここでは主に着火の早い電子点火式の物をご紹介しました。
型式のハイフンの後のEは電子点火式を意味しています。
量販店用に作られたタイプは価格が安いですが、Eのつかない点火ヒーター式の物になります。
A》は縦型、B》は横型で暖房能力は同じ物ですが、横型の方が反射板が広い為、より広い角度を暖められます。
ニオイの軽減や燃焼方式など各社それぞれで比較しづらいですが、コロナ独自で特に目立った機能というと、 この『よごれま栓』ですね。
寒い場所で悴んだ手で給油する時でも、これなら簡単に開けられて、閉める時もワンタッチで漏れなしです。
対流式
対流式のC》に関しては、掲載の物と更に能力の大きい同タイプの物との二機種のみになります。
こちらに関しては、特に目立った特徴はありませんが、その分コスパが非常に高く、暖房能力の低いタイプの他社製品よりも更に安価に購入可能です。
シンプルイズベストと言ったところでしょうか。
◉総評
オーソドックスなデザインで、斬新さを求める若者向けではないかもしれないですが、操作が一目で分かる表示や、色分けされた操作部等は年配の方にも分かり易く、老舗メーカーならではの配慮が至る所に感じられます。
日本メーカーならではの充実したサポート体制と、機能性の高い製品を比較的安価に購入出来るという事で、コスパの高いラインナップになっています。
②株式会社トヨトミ
石油ストーブに関しては、コロナ同様日本を代表するメーカーです。
アウトドア向けを意識した商品ラインナップが非常に多彩で、ネット販売限定品は映え要素も非常に高く、そのほとんどが現在品切れ中となっています。
【ラインナップ】
●反射式
A》
①型式 RS-G240(W)
②定価 15,180円
③暖房能力 木造7畳 コンクリ9畳
④質量 7.5㎏
⑤電池 不要
⑥点火方式 電子点火
⑦タンク容量 3.6L
B》
①型式 RS-E23(G)
②定価 16500円
③暖房能力 木造6畳 コンクリ8畳
④質量 6.6㎏
⑤電池式 単二×4個
⑥点火方式 電子点火
⑦タンク容量 3.6L
●対流式
C》
①型式 RB-250(W)
②定価 23,980円
③暖房能力 木造7畳 コンクリ9畳
④質量 6.2㎏
⑤電池式 単二×4個
⑥点火方式 電子点火
⑦タンク容量 4.9L
●収納カバー
D》
ここがポイント🙌
反射式
数ある中から特徴的な2タイプをチョイスしました。
A》は手動の電子点火「ぐるんPa」搭載で、電池不要で点火可能な為、防災対策にお勧めです。レバーを回すのに思ったより力が要るので、普段使いだと多少不便に感じる部分もあるかと思われます。
B》はネット販売限定のギアミッションシリーズの1つ。
ワイルドなオリーブカラーが特徴。
対流式
C》はトヨトミの看板機種とも言えるレインボーストーブです。
七色に燃える綺麗な燃焼方式と、停電時にはランタン代わりにもなるという、40Wの明るさ等が特徴として挙げられます。
その他のラインナップですが、反射式のラインナップが多いコロナさんとは逆に、トヨトミさんは非常に対流式に力を入れているようで、特にデザイン性に置いては多種多様で魅力的な物ばかりでご紹介しきれない為、画像とメーカーHPをご案内させていただきました。
収納カバー
オプションで機種に対応した収納カバーが用意されており、こういった所もアウトドア用として考えているユーザーにとっては嬉しいポイントではないかと思います。
◉総評
看板機種のレインボーはアウトドアシーンでも人気が高く、 デザイン性の豊富さも秀逸です。
映え狙いの方は限定品を狙ってみるのも良いかもしれないですね。
機能的にもコロナ同様、国内メーカーとして信頼性の高いメーカーです。
ここからは海外製や一味違うメーカーをいくつかご紹介していきます。
③フジカ
ハイペット
◯受注が電話注文のみ、発注してから手元に届くまで3〜4ヵ月かかる。と聞いて、掲載を迷いましたが、それでいて多くのキャンパーに愛されているという事にはそれだけの理由があるのだなと思いご紹介しました。
他社製品に比べてコンパクトで運びやすく、灯油漏れのない作りになっています。
反射板,整流リング,風防ガラスをオプションで選べて、カスタム感覚な所も大人キャンパーの遊び心をくすぐるのでしょうか。
④アラジン
BF3911-G
◯英国の歴史ある会社で、ブルーバーナーという綺麗な青い炎で燃える燃焼方式が特徴です。
英国特有のレトロで高級感のあるデザインと、ブルーバーナーの美しい炎に癒されたい方にお勧めしたい一台です。
お値段の方も高級感があります。
KH-004-IV スノーピーク レインボーストーブ 2020 EDITION
アウトドアメーカーのスノーピーク製品ということだけで気になってしまいますが、中身はトヨトミ製だそうです。
価格は高価ですが、スノーピーク製で統一したいという方には良いかもしれませんね。
以上。ここまで長々とレビューしたのは初めてなんで、ご紹介しきれない部分も多く、誤った内容もあるかもしれないので、気付いた方はご指摘いただければありがたく思います。🙏
カセットガス式のタイプも含めて、ポータブルストーブに関して三回に分けてご紹介させていただきました。
何かしら皆さんの参考になったなら嬉しく思います。
余裕が出来たらいずれまとめ記事にしたいと思います。
今回かなり大変だったんで、いつになるかはわかりませんけど…🤭
明日はいよいよサバティカル モーニンググローリーの当選発表になるので、泣いても笑ってもその後の事を考えていかなければならない訳で……
どっちに転んだとしても冬活ギアの事を考えるのは楽しみでしかないですけどね!!
ここまでお付き合いありがとうございました!
また次回🙌