ストーリー重視でやってみた① 塩谷丸山編
こんばんは!
今日は仕事で少しトラブルがあって、メンタル若干弱ってます。
明日から頑張って取り戻すぞ!という気持ちと、不安な気持ちが……とか色々考えてるうちに、冬山デビューの記憶が薄れてしまうんで、忘れる前にストーリー編を仕上げていきたいと思います。
先週2月7日の日曜日。3ヶ月ぶりの登山で、ようやく冬山デビューを果たしてきました。
場所は札幌の隣町の小樽市にある、塩谷丸山です。
登山口等の詳細はこちらを参考にして下さい。
今月は日数が28日までしかないので、仕事のスケジュールがギュッと凝縮されてしまいます。
その為後半はおそらく休みが無いので、今のうちに休んでおこうという事になり、急遽時間が出来たので
行くなら今でしょ!
と思い、前日土曜日にはYAMAPで皆の登山記録を参考に、塩谷丸山をチョイスしました。
前日は荷物をまとめて、初っ端からいきなり寒い時間帯は避けたいから、あまり早起きして行く必要もないなーと思い、その日はスマホをいじったりなんだりして、そこそこ夜更かししてしまいました。
浮ついて眠れなかったといのもありますが…。
当日朝は普通にいつもの時間に起きて、少しダラダラして、天気予報を確認。
曇りガチなうえに、午後からは雪マーク。
迷いましたが、師匠曰く『悪くは無い状態だと思いますよ。』との事だったので、とにかく行ってみようと思い、家を出たのが10時頃。
まだ登った事の無い山で、始めての冬山。
舐めてかかってはいけないと思い、昼飯は簡単に摂れるカロリーメイトを買いました。
晴れ模様は期待出来ないので、恐らく山頂で火を使う余裕も無いだろうと考えての事です。
…が、後悔するのも嫌なので、結局蒙古坦々麺も念の為に忍ばせておきました。
500mlの水筒2本のうち、一本にはホットのオレンジティーにハチミツとレモンを溶いた物。もう一本にはお湯だけ。
カップ麺にお湯を使ったとしても、距離的に冬山ならそれだけあれば、足りるようです。
高速に乗って30分も走らせると、目的地付近の塩谷ICに到着。
高速を降りナビ通りに進むと、塩谷丸山登山口までは数分程度でした。
車で駐車場に入る直前で、スノーシューを履いてストックを元気に突きながら、登山口に向かう60代くらいの男性とすれ違いました。
正直どのタイミングでスノーシューを履くべきなのか、とりあえず現地の状況見て決めようと思っていたので
『おっ!?もうこっから履いてくのか?じゃー俺も…』
と、始めてで挙動不審にならないように、右に倣えで即スノーシューを装着して行く事に決めました。
駐車場には10台程度の車がキレイに横並びしていて、辛うじて空いていた一番奥のスペースに停める。
冬山でもこんなに盛況なんだなーと思いながら、ズラっと並んだ車を見渡す。
隣のお姉さんも着いたばかりの様で、スノーシューとバックを地面に並べて準備しているところでした。
自分も車から降りて、『こんにちは』と互いに挨拶を交わす。
普段なら見ず知らずの人に突然声をかけるような事はしないけど、山ではすれ違う人同士は必ずと言って良い程、挨拶をしたり声をかけ合ったりする。
これは、危険な箇所を知らせ合ったり、安否確認にもなるので、登山者のお約束みたいなもので、自然の中で挨拶を交わすのはとても気持ちが良いものです。
そういえば、以前に行った定山渓天狗岳、通称『定天』で、左肩がほとんど使い物にならない状態でロープ場に苦戦したお話をさせてもらいましたが
その時に道中で挨拶したおっちゃんと頂上でまた会ったんですが、脱臼と骨折した事を話したら、『そんな身体でよくこんなキツい山を登るなー。大丈夫だったかい?』と、何かと心配してくれて、降りてからまた会ったので、駐車場のある登山口まで40分ほど、山の話をしながら一緒に歩きました。
陽気なおっちゃんで、前からヤンチャそうな若者三人組が来た時も、既に15時近かったのもあって
『おー!?なんだお前ら今から登るのか?大丈夫か?暗くなるぞ!』
「ダッシュで登るんで大丈夫っスー!!」
『なぁんだよ若さだなぁーwww』
みたいな感じでパリピなオヤジでした。
山には良い人しかいないって言いますけど、ホントそう思います。
話を戻しますが、隣のお姉さんも一人で来ているようで、自分より一回りくらい年上でしょうか?冬山に単独で登るくらいだし、結構慣れてる感じなのかな?と思ったのですが、スノーシューも借り物で慣れていないとの事。
『自分は今日冬山デビューで、正直スノーシュー履くのも初めてなんですよw』
などと話しているうちに、最初の方だけでもちょっと一緒に登ってもらえませんか?という事になり、自分もどうせしばらくはスノーシューの慣らし運転になるし、快諾しました。
とりあえずお互い慣れないスノーシューを装着して、まずは登山口に向かいます。
スタートは10時40分。
歩きながら話を聞いていると、どうやら京都から来られているそうで、 登山自体も年に数回程度との事で、そりゃあスノーシューにも慣れないよな。と思いました。
今回塩谷丸山を登る事になったのも、せっかく北海道に来たのだから…と思って娘さんに聞いたら、ここを勧められたそうで、コロナ禍の最中に北海道に来ているのは、仕事の関係なのか旅行なのか、ちょっと気にはなったけど、 あまり突っ込んだ事を聞くのも山のルールにそぐわないかなと思い。
『あ!ちょっと太陽出てきましたよ!』とか、『スノーシューって慣れるまでやっぱ変な感じですね!』等とたわいのない会話をしていました。
女性のペースに合わせる為に、というかストックの調整でガッチャガチャやっていたので、自分は少し後から続く様な格好で緩やかな坂をしばらく登って行きました。
…と、女性の足元を見て、ある事に気がつきました。
次回に続きます!