ストーリー重視でやってみた②塩谷丸山編
こんばんは!
前回の続き、塩谷丸山の出来事を書いて行く前に、ちょっと一つあれなんですが、前回の終わりが、なんか次回に引っ張って変に期待させる様な感じになっちゃいましたが、ただ単に自分の処理能力的な物と、時間の都合で次回に続いただけなので、驚愕の事実!?とかそんな感じにはなりません😅
ノッてる時とか、時間がある時には長々かけるんですけど、そもそもの文章能力が無いんで書けない時は全然書けないです。
山での出来事を思い出しながら書いて行くだけなので
やまいきましたきれいでしたらーめんおいしかったです。
で終わる場合もあるし、何かとんでもない事が起きる事もあるし、それは書き終わるまで自分でもわかりません!
はいでは言い訳も終わった事だし、本編入りたいと思います!
前回までの話はこちら
前回の最後では、先行を行く女性の足元になんか気付いたワタクシでした。
女性とかお姉さんとか呼ぶのもあれなんで…
そうだな…MSRのスノーシューを履いていたので、Mねえさん……じゃちょっとなんか響きがマズいし…
MSR略してMr……じゃ姉さんじゃなくておっさんになっちゃうな……
京都の方だから京都さんということにします。
前を行く京都さんの足元に何気に目をやると、スノーシューの履き方でちょっと気になる事がありました。
うーん…でもこれあえてのやつかもしれないし…初心者の自分が指摘していいものか迷いましたが、知らないでやってるならやっぱり言った方が良いかな。と思い、声をかけました。
私『それ上げないんですか?ヒールリフター上げたら少し楽になると思いますよ?』
指摘すると京都さんは
京『あ、なんですか?借り物なんで全然わからないです…。』
あ…良かった。あえてのやつだったら、この人初心者のクセにドヤ顔で何言ってんの?ってなっちゃいますからね。
山用のやつはヒールリフター付いてるんで……と説明しながら、後ろから京都さんのリフターをガチャン、ガチャンと組み上げる。
京『すいません。ありがとうございます。そんなのあるんですねー。』
そんなのとは、こんなのの事です。
踵のこのレバーをガチャンとソールに対して垂直に起こして、その上に踵が乗る事で、踵が高くなった分、坂に対して身体が後傾にならずに済むので、より登りやすくなるのです。
これがヒールリフターという機能で、スノーシュー選びをしていた時の記事でもちょっと触れています。
とりあえず京都さんは、借り物でヒールリフターの事は知らずに使っていたそうで、気づいてあげれて良かったです。
どーかなー?ヒールリフター使って少し楽になったかなー?
感想が聞きたかったですが、この辺から吹雪が酷くなって、何かしら喋っているんだけど、全然聞こえてきませんw
聞こえはしないんだけど、うん。うん。そーですね。と相槌を打つ。
その声も届いているかはわからないけど、せっかく京都から来て北海道の山に登っているのだから、道産子としてはしっかりオモテナシをして、北海道の良い思い出にして欲しいと思い、出来る限り耳を傾けた。
その後、山の天気は変わりやすく、晴れたり曇ったり吹雪いたりを繰り返すうちに、少し開けた場所に出た。
道は少し急坂になり、積雪も今までより深い様だ。
ここで京都さんが
『この辺で大丈夫です。自分のペースでどうぞ。』
との事だったので少し心配ではあったけど、向こうも気を遣って言ってくれているのだからと思い。
『わかりました。だいぶノッて来たので、ちょっとペース上げて頑張ってみようと思います。ありがとうございました!』
とお礼を言って、簡単に京都さんに追い付かれてしまうとカッコがつかないから、そこからは少しハイペースでのソロ登山がスタートしました。
京都さんとお別れして数分と経たないうちに、振り返ってももうその姿は見えなくなっていた。
顔には出していなかったけれど、自分に合わせて少し無理をされていたんだろうか?
それに、かなり足場も安定感が無くなって来て、自分もスノーシューでも登りきれずに転んでしまう様な箇所があったりで、なかなか苦戦し始めた。
真っ直ぐ登ると急過ぎて刃が滑ってしまう。
かといって、坂道を横に移動すると、スノーシューの刃は横には効かないので、また滑ってしまう。
色々やってるうちに、エッジが効いた状態で足は残したまま、身体は反対方向に倒れてしまった。
足が抜けずに固定された状態で、身体は逆方向に捻る様な形になったので、この時恐らく膝の筋を痛めてしまった。
この体勢で転ぶと手を突いても雪に埋まるだけ、ストックを突こうとしても、体勢がおかしいのと、肩に変な角度で力がかかると未だに痛いので、なかなか起き上がれない。
一旦力を抜いて、そのまま雪の上に寝そべる。
なんだか笑いが込み上げてきた。
辛い時の、情けない笑い。
ではなくて、夏場の登山では味わえないこの感じ。
ここに来て今更の様に、冬山に居るという実感を強く感じて、テンションが一気に上がり出した。
ストックを巧く扱って、なんとか立ち上がる。
ハイになっているからか、なんともなかったのかはわからないけど、膝の痛みも特にない。
そもそも冬山と言っても、そんなに苦戦するような山ではないはず。
前の人が付けたトレースを辿りつつ、所々コースからそれて遊んでみたり、後ろを振り返ってパシャパシャ撮影したり、その間にも天候は常に変わっていく。
気付けば吹雪に包まれていたり
小まめに水分を取る為に…いや休憩をする為に休憩をとる。
やっぱり身体がなまってるな〜。
また少し風が止んで、晴れ間が見えて来たので振り返って海を眺める。
うん!それっぽくなってきたんじゃないの!?
そろそろ中腹くらいまでは来たのかな?
YAMAPで大体の距離感はつかめるが、初めての山だと実際あとどれくらいなのか、感覚的にはわかりづらい。
とりあえずせっかく少し景色が見えて来たので、臨場感を出す為に動画を撮ってみました。
カメラワークとか全くわかりませんけど、意外と良い物が撮れてました。
YouTubeにUPするとなんか画像悪くなってる気がする。
あとハァハァきもい。
空気が冷たいんでどうしても息がね…。
とりあえず今日も時間がなくなってしまいましたので、続きは次回という事で、この辺にしておきたいと思います。
お付き合いありがとうございました!